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ストーリー

 

上方落語界の重鎮・笑満亭橋鶴―今まさに、臨終のとき。
弟子たちが見守る中、一番弟子の橋次が言った。

師匠、何か心残りはありませんか? ―橋次「師匠、何か心残りはありませんか?最期に、これはやっておきたかったということはありませんか?」
橋鶴の口がもごもごと動いた。

「そ、そ○が見たい…」

「!」「!!」「!!!」

皆が呆気に取られる中、橋次はおとうと弟子の橋太に言った。

「お前、ちょっと家へ帰って、嫁さんを説得してこい」 ―橋次「お前、ちょっと家へ帰って、嫁さんを説得してこい」
―橋太「あの、なんですか。うちの女房にそのう、師匠におそ○を見せろと言うんですか?」
―橋次「そうや」
―橋太「……」

師匠の最後の願いを叶えるため、家へ帰り、嫁の茂子と対峙する橋太。 果たして“そ○”とは、一体何のことなのか―。
兎にも角にも、師匠の最後の願いを叶えるため、家へ帰り、嫁の茂子と対峙する橋太。
キップはいいが、気に食わないと口より手や足や物が飛ぶといった気の強い茂子。

―茂子「でも、それやったらどうして、志津子ねえさん(橋鶴の奥さん)のを見せてあげへんのよ?」
―橋太「志津子ねえさん?あの人ははっきり言ってばばあやぞ。BABA(ビーエービーエー)ばばあやぞ。師匠かて、いまわの際にそんな婆さんのもの見たくないに決まってるやないか。 お前みたいな美人のおそ○が見たいのは当たり前やろ!お前みたいな美人のおそ○ やないと、あかんのや!」

この言葉にくらっと来た嫁の茂子は、ポンと胸を叩いて言った。

わかったわ。あたしかてこう見えて咄家の女房よ。 ―茂子「わかったわ。あたしかてこう見えて咄家の女房よ。師匠のご臨終に恥ずかしいもへたたもないわ。見せましょう、こんなおそ○で良かったら」

果たして、“そ○”とは、何のことか

―そろそろお分かりですか?

(ちなみに、九州では“ぼぼ”、関西では“おめこ”、東北では“べっちょ”、沖縄では“ほーみー”、淡路島では“おちゃこ”と言うのだそうです)
茂子の到着と入れ替わりに、病室を出て行く弟子たち。
その場には橋太、そしてなぜか橋次が残った。
―茂子「ほな師匠、いきますよ」
というなり、橋鶴のベッドに上がって、相撲取りのように股を割る茂子。
そのまま、橋鶴の顔の辺りまでにじり寄る。
師匠の目は、茂子の股間にじっと注がれていた。
果たして、“そ○”とは

―もうお分かりですね。

役目を終えて、ベッドから下りる茂子。
橋次が、師匠の耳元で囁いた。

「どうでした、師匠、そそをお見せしましたが」 ―橋次「どうでした、師匠、そそをお見せしましたが」
すると橋鶴は、今にも泣きそうな顔で、弱々しく首を振った。

―橋鶴「……アホウ!そそやない。そとが見たいというたんや……」
―橋次「……そと……!」
―橋太「外!……」
―茂子「……」

―その3分後に、師匠は亡くなった。

“ハワイの芝生マリファナ・パーティ” えーぇー、咄家だけにこんなそそっかしい噺ばかりですが、これからが映画本番の始まりです。茶子は茶子でも“淡路島のチャコの海岸物語”とか橋太の“初体験の相手はあの魚のエイやった”事件や、“ハワイの芝生マリファナ・パーティ”やらもう、むちゃくちゃ爆笑エピソード一気飲み状態でございますがな。

そうこうしていますとこれがもう大変!橋次兄さん、志津子ねえさんがポックリいっちゃいまして、そんなお通夜の席でこれがこれがまた出るわ出るわのおもろい噺、せつない噺。

もう誰も止められるわけありまへん。 もう誰も止められるわけありまへん。亡き骸を引っ張りあげての“らくだのカンカン踊り”、挙句の果てに、志津子ねえさんの元彼が現れて、そう橋鶴師匠の恋敵っていうんですか、その元彼が唄うエッチでシャレた座敷歌のうまいのなんのって…。そのうち負けじとばかり皆が皆歌いだしてしまい、終いにゃ下ウタ合戦って言うわけで…。

師匠、そちらはどうですか?
こんなわけで、こちらは大騒ぎですよ。

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