キャスト
出演
木下ほうか 田中 章 土屋久美子 真由子 石田太郎 蛭子能収
桂 三枝 笑福亭鶴瓶 浅丘ルリ子 米倉涼子 中村勘三郎 高岡早紀
中井貴一 橋太
少し気が弱いが心優しき噺家・橋太を演じている。81年「連合艦隊」で映画デビュー、TVドラマ「ふぞろいの林檎たち」でブレイク、大河ドラマ「武田信玄」で国民的スターとなった。「壬生義士伝」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得、近作「亡国のイージス」、新作「燃ゆるとき」など時代劇からアクション、そしてサスペンスドラマまでその芸幅は広い。また「天地英雄―ヘブン・アンド・アース」では、初めて外国語映画(中国)に主演、06年1月公開の張芸謀(チャン・イーモウ)監督の「単騎千里を走る」では高倉健の息子役で声の出演を熱望されるなど今や日本を代表する俳優の一人だ。2007年公開予定の日中合作映画「鳳凰」では主演のほか、初めてプロデューサーとして製作にも携わることになる。
木村佳乃 茂子
キップはいいが、少しでも癪に障ると皿や鍋を投げて寄こす、どえらい元気な奥さん役を熱演!監督を唸らせビビらせた(?)。映画デビューは97年の森田芳光監督作「失楽園」。その年日本映画テレビプロデューサー協会が選ぶエランドール新人賞や日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた。以来「模倣犯」「阿修羅のごとく」で立て続けに森田作品に抜擢、着実に力をつけ、05年秋の話題作「蝉しぐれ」ではヒロイン “おふく”を演じ、誰もがあこがれる理想の女性像を好演した。「幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門」「モーツァルト」など舞台でも活躍。ドラマでは連続テレビ小説「風のハルカ」に出演、1月より「輪舞曲~ロンド~」がスタートするなど女優としての活動の場は多岐に渡る。04年には日本観光広報大使にも選出され、持ち前の笑顔はさらなる飛躍を予感させる。
堺正章 もと鉄工所の社長
芸妓時代の志津子に入れあげて通いつめ、経営する鉄工所を潰してしまった男を演じ、哀愁ただよう熟年の香りを見事にかもし出す。その親しみやすいキャラクターでテレビ、舞台、映画と多方面で活躍。60年代半ば、ザ・スパイダースのヴォーカリストとして名を馳せ、70年解散後も「街の灯り」「さらば恋人」など多数のヒット曲を世に送り出した。父は名コメディアンでマキノ雅弘監督と親交の深かった堺駿二。その影響で6歳のときに映画デビュー、最近作には04年「機関車先生」がある。「西遊記」「時間ですよ」「ちゅらさん」などのテレビドラマ、舞台では芸術選奨文部大臣新人賞・大衆芸能部門を獲得した「おしゃべり伝六捕物帖」で絶大な人気を誇る。
笹野高史 橋次
一番弟子であるが、ある種奇跡的な験の悪さを持つ噺家橋次を演じている日本映画に欠かせない名バイプレーヤー。オンシアター自由劇場に所属し、シェイクスピア劇をはじめ数々の名作に出演した。なかでも79年の「上海バンスキング」は大人気を呼んで当たり役となった。その後、「レ・ミゼラブル」や「ミス・サイゴン」などに出演。又、中村勘三郎に誘われコクーン歌舞伎に出演。“中村座”ではアメリカ公演にも参加。映画デビューは「麻雀放浪記」、以降「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」などのシリーズがあり、最近作には「隠し剣 鬼の爪」「パッチギ」がある。
岸部一徳 橋弥
師匠の長男、だが才能を少しも受け継がなかったことで大いにコンプレックスを感じている橋弥役。難しい役どころをこなす個性派として名高いが、いまを遡ること30数年、伝説のグループサウンズ、ザ・タイガースのベーシストとして大人気を呼んでいた。沢田研二が主演していた三億円事件を題材にしたテレビドラマ「悪魔のようなあいつ」などに出演、75年に俳優に転身した。芸名も岸部おさみから岸部一徳へ樹木希林の命名で変え、以降映画にも進出。90年「死の棘」では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた。最近作は「火火」「いつか読書する日」。
長門裕之 橋鶴
100年に一人といわれた稀代の噺家、橋鶴師匠役はまさにハマリ役。6歳で映画デビューをしてから、現在まで200本を超える映画に出演してきた。56年「太陽の季節」、59年にブルーリボン主演男優賞、ホワイトブロンズ男優賞を獲った「にあんちゃん」、61年の「豚と軍艦」など数々のヒット作で名実共にスターとして日活黄金期を築き上げたひとりである。63年には「古都」で毎日映画コンクール助演男優賞に輝き、以後名バイプレーヤーとしても舞台、テレビなどで幅広く活躍。叔父のマキノ雅弘監督作品では「日本侠客伝」「昭和残侠伝」シリーズなどに出演している。
富司純子 志津子
もと売れっ子芸妓で今尚色気漂う気の若い師匠の妻役。60年代後半、マキノ雅弘監督の命名で藤純子として映画界入り。「緋牡丹博徒」シリーズなどで一世を風靡した。72年にテレビで共演した歌舞伎俳優、尾上菊五郎と結婚、一時、一線から退いた。74年、テレビ「3時のあなた」で司会に挑戦、82年には芸名を富司純子と改め、89年「あ、うん」で女優に復帰した。98年主演映画「おもちゃ」で報知映画賞を初め各演技賞を総なめに。最近作には「解夏」がある。舞台「ゆずり葉の井戸」など多数出演。「祇園の姉妹」で菊田一夫演劇賞受賞。「天花」「七色のおばんざい」などテレビドラマでも活躍中。長女は女優、寺島しのぶ、長男は歌舞伎俳優、尾上菊之助。
高岡早紀 バーの女
橋次と一夜のアバンチュールを楽しむ自称コピーライターの女役を“妖艶でコミカル(?)”という絶妙な“間”で熱演。87年にCMモデルとしてデビュー後、89年映画「CFガール」で初主演を果たす。90年のヒット作「バタアシ金魚」で一躍注目を集めた。最近作は2005年の「female夜の舌先」。舞台でも活躍中で、ミュージカル「私の足ながおじさん」の他、2005年「キレイ」が話題を呼んだ。
木下ほうか 橋枝
身内を次々と亡くし、ちょっとひねくれ感のある茶髪の噺家橋枝役。若手個性派バイプレイヤーとして出演作は多く、映画デビューは81年の「ガキ帝国」、以来井筒和幸監督作品の常連となっている。2002年「17才」で監督にも挑戦、2003年には短編「ラベル」、またBS-iでのショートフィルム特集で「スパイDAY作戦」を監督するなど多才な一面を見せている。最近作は「忍SHINOBI」。公開待機作に「陽気なギャングが地球を回す」がある。
田中章 橋七
一番年少で末弟子のおしゃべりな噺家を演じているが、本作中で唯一の本物のお笑い芸人だ。1994年にうな加藤とコンビでプリンプリンを結成、その1年後にはNHK新人演芸コンクール大賞を獲得した若手実力派。ボキャブラ天国シリーズで人気を呼び、テレビの“タモリ倶楽部”などでも活躍。東京のお笑い第4世代では注目度No.1で志村けんや萩本欽一にも認められる実力派。横山ノックの元相方、横山アウトの次男である。
土屋久美子 多香子
師匠の長男橋弥の女房役。夫は早く子供を作り、自分にはない父の才能を隔世遺伝させようと目論んでいるが…?華やかにみえてなかなか大変な一門の嫁をけなげに演じ、爽やかなオーラを放っている。14歳で雑誌のモデルとしてデビュー。映画は「バタアシ金魚」が初出演、以来95年には「写楽」、00年「ひまわり」、04年「死に花」、05年「阿修羅城の瞳」とコンスタントに出演している。
真由子 美紀
父に津川雅彦、母に朝丘雪路という芸能一家に育ち、今回“マキノ雅彦監督”としてデビューを果たした父の演出の下、末弟子橋七の女房役を純情に可愛らしく好演した。映画では「いつかA列車に乗って」「組葬」「ゴジラ・モスラ・キングギドラ」、テレビでは「サラリーマン金太郎3」「天国への階段」など俳優としての父・津川との共演作も数多い。今回は伯父・長門裕之とも共演となった。
石田太郎 小田先生
師匠の才能を高く評価し、長く懇意にしている落語作家役を落ち着きと風格をもって演じている。テレビドラマは古くは83年「おしん」から始まり大河ドラマ、時代劇、現代サスペンスと数え切れないほど出演。映画は88年「マルサの女2」がデビューで、「プライド 運命の瞬間」など俳優・津川との共演作も多い。「奇跡の人」など舞台をはじめ、アニメや「新刑事コロンボ」など声優としても活躍している。
蛭子能収 田所
おかみさんの遠い親戚でお通夜の席にはいつの間にかちゃっかり座っている律義者という一風変わった男を軽妙に演じている。さまざまな職業を経て33歳のときに漫画家デビュー。以降漫画家、タレント、俳優、エッセイスト、競艇評論家など多才ぶりを発揮、多方面で活躍している。テレビのバラエティを始めドラマや映画でその飄々とした風貌と人懐っこいキャラクターが好感を呼び出演作も多数。
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